正月行事とは、一年の区切りである年の初め、正月の神、年神、先祖の神を丁寧にお祭することをいいます。来年も良い年になるよう、心をこめて年神様をお迎えする準備をしましょう。
一年の埃を払い清めた家の内外に正月飾りをします。
正月飾りには神様をお招きするための祀りを行っている神聖な場所で有ることを示し、
災いが家の中に入り込むのを防ぐといった意味があります。
12月20日~28日まで飾る。
※29日は9が苦に通じるので避けます。
※31日に飾ると「一夜飾り」と言って間に合わせで真心がないと嫌われます。
※正月飾りは1月7日にはずします。
正月飾りの代表格に「門松」が揚げられますが、門松は年神さまが天から地上に降りて来られるときの迷わないための目印として玄関や門の外に飾られていたという説と年神さまは「歳徳神」ともいわれ、空中を飛びながら門口に飾られた松や柳の小枝を目印にその家を訪れるという説がありました。
松は冬でも葉を落とさない常緑樹である松や榊には特別な力があると信じられ、汚れた地上で神様が宿ることのできる神聖なもの依代とされました。
神棚に松や榊をお供えするのは、神様が地上でお休みできる場所を設けるためだったようです。
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